「人慣れしていない猫を飼い始めたら」
よくある困りごととその対処法
① 隠れたまま出てこない

なかなか環境に慣れていなくて、とても怖いと思っている状態が長く続いているだけです。ここで無理強いすることは禁物です。
- 無理に引きずり出さない
- 夜間の行動を観察して、おやつを置いてみて、隠れている場所ではないところで食べられるようにしていく
- おやつを使って少しずつ、人や環境は「大丈夫」なことを教える、この時使うおやつやフードの魅力を上げる(温める、トッピングなど)
普段から、猫がどこにいるか頑張って探さずに、猫がいても一生懸命見ずに、猫がおやつを食べに人のそばに来られたらいいな、と思いながら、漫画のようにおやつを部屋において、猫のスピードに任せて距離を縮めるための練習をやってみましょう。
漫画の状態で、猫は一生懸命、仲良くなれるどうか、怖い人ではないか、おやつを前にどうしようか、考えているはずです。まだ心が定まっていないのに、無理にこの段階で引きずり出すとパニックを起こしますから、「待ち」の姿勢でいましょう。
② 威嚇が続く
猫が「シャー!」と威嚇した場合、これは猫語で「怖いから近づかないで!」と言っています。
- 視線をそらす、背中を向けて離れる
- 「猫が落ち着いた瞬間だけ」おやつを与えてみる。触るのはご法度
- 一進一退が普通。すぐには仲良くなれないかも
- 猫が落ち着くまでは距離をおいてあげましょう
③ 食欲が落ちている・トイレを使わない
- 24時間以上食べない
- 排泄を全くしない
このような問題があった場合、動物病院にすぐにご相談ください。絶食状態は、肝臓にダメージを与える可能性があります。また排泄がないのも腎臓に負担がかかりますから、猫をよく観察してあげてください。
食べないからと言って、ずっと猫のそばで心配して見ていても、ますます食べられなくなってしまいますので、部屋で一匹にしてあげたり、夜間ご家族が寝ている間に食べられるようにしてあげましょう。お皿に恐怖を感じているかもしれないので、紙皿にフードを置いたり、床にじかにフードを置いておいて、夜中に食べているかを確認しましょう。
また排泄に関しても、いきなりシステムトイレのような人工的なトイレには慣れないかもしれないので、排泄をしてくれない場合は、大きなプラスチックなどの入れ物(コンクリを混ぜるような「トロ舟」と言われる箱など)に、鉱物系の固まる砂か、必要に応じて園芸用の土を入れて、今まで使っていた可能性のある「トイレ」をまずは作ってあげることも考えましょう。
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