私の動物介護の体験談
柴犬フォウの飼い主Kさんからのお便り
15年ほど前に初めて老犬介護を経験しました。柴犬の雌で、認知症となってから18歳で亡くなるまでの2年間でした。
昼夜逆転した夜鳴きのため寝不足で疲れ果てていましたが、動物病院で処方してもらった薬を飲ませることで、犬と共に眠ることができるようになりました。
また、同じところをグルグルと歩き続けるので室内に一畳ほどのサークルを置いて、紙オムツをはかせました。
サークルの柵に当たって頭に傷ができないように、サークルの内側に段ボールを貼ったり、オムツかぶれしないように、抱きかかえて洗面台のシャワーでお尻を洗うことを続けました。
ある日の朝方、呼ばれたような気がして、目が覚めました。膝にのせて手に心臓の鼓動を感じていると、心臓が止まるのがわかりました。悲しみよりも見送ることができたという安堵感のようなものがこみ上げてきました。
ペルシャ系ミックスのルイの飼い主Nさんからのお便り
今まで、何頭もの猫達を見送っています。子供の頃は、泣きながら冷たくなっていく身体を撫でていました。
大人になってから、猫との別れが近づいたなと感じると、最後は猫が望むことを考えます。備えているのは古タオル・毛布と貯金です。
日頃から古タオル等は捨てずにとってあります。使い捨てできるので、猫が大好きな寝床や飼い主の膝の上で過ごす時のおもらし対策に洗濯を気にすることなく使えます。
ペット預金を使って、以前食べたそうにしていたウナギを奮発し、美味しそうに食べた時は本当にうれしかったものです。